お金持ちになる方法を教えて!主婦に必要な3つの視点と稼ぎ方を解説
近ごろは原材料費が高騰したこともあり、光熱費の支払いや食費の負担が大変ですよね。
主婦の方はできるだけ生活費を抑えてこの危機をしのいでいるかと思います。
ところが、たまに商品の値段を見ずに買い物カゴを山積みにしている主婦をみかけます。
すぐにお金持ちだとわかりますが、このような人は普段どんな生活をしているのでしょうか?
とても気になったので、お金持ちについて調べてみました。
今回レビューするのは加谷珪一(かやけいいち)さんの著書「お金の習慣」。
当書を参考にしながら次の3つの視点に立ってお金持ちの実態に迫ります。
- お金持ちの特徴
- お金持ちの考え方
- お金持ちの行動
そして、後半では主婦が小金持ちになるための具体的な方法も紹介。
お金持ちの思考を理解し同様に実践すれば、あなたの身の周りにお金が寄ってくるでしょう。
子育てで教育費がかかる主婦の方や夫の収入が減って家計が苦しい主婦の方は必見です!
【この記事を書いた人】
- ブログ歴:4年目(2020.7〜)
- サイト制作数:約300サイト
- ブログ収益:月5桁達成(2023年)
- 主婦の方のアンケート:200人以上
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お金持ちの実態
今回ご紹介するのは加谷珪一(かやけいいち)さんの書かれた「お金の習慣」。
加谷珪一(かやけいいち)さんは日経BP記者出身でテレビやラジオのコメンテーターとしても活躍されている経済評論家です。
そのほか、「お金持ちの教科書」シリーズなどお金や経済について多数の著作があります。
「お金の習慣」はお金持ちの行動原理や思考パターンについて書かれたビジネス書。
お金持ち(約150人)とのリアルな話しを交えながらお金持ちの実態を浮き彫りにしています。
本の構成は「お金持ちの特徴、考え方、コミュニケーション術、方法論、やってはいけない行動、小金持ちのなり方」の6つです。
当書ではお金持ちを2つに分類し誤解されやすいお金持ちのイメージを客観的に解説。
そして、お金持ちの思考や行動、コミュニケーション術を紹介しながら、普通の人がお金持ちになるためのヒントを示しています。
当書をふまえて「お金持ちの特徴、考え方、行動」の3つの視点からお金持ちについて深掘りします。
お金持ちの特徴
【お金持ちの特徴のポイント】
- お金持ちの種類は2つ
- お金持ちは質素で上品?
- タワマンに住む人はお金持ちではない
- お金持ちの収入の境目はいくら?
お金持ちの種類は2つ
著者はお金持ちを次の2つに分類しています。
- 資産家
- 高給取り
1の資産家は不動産、株、会社のオーナーなど資産(ストック収入)を多く持っている人。
2の高給取りは毎年の収入が多い(フロー収入)人。
「大企業の社長や重役は社会的地位は高いが、お金持ちではなく庶民の生活レベルと変わらない。」と加谷さんは指摘しています。
お金持ちは質素で上品?
かなりの資産を持っていても貧乏くさい服でスーパーで安物買いをしている人っていますよね。
このタイプのお金持ちは土地持ちなど資産があるだけで収入が少ない人。
日本のお金持ちの資産は土地に偏っていて、大抵が活用できずにお金を稼ぐことが困難です。
また、その多くが高齢者で年金と貯金を切り崩した生活をしていますが、生活費は確保しているので土地を手放す必要がないわけです。
一方で、お金持ちは上品であるという説がありますが、このタイプのお金持ちは江戸時代からの旧家で何とか屋敷や財産を維持しているパターン。
士族や貴族の流れをくむ家系から「上品なお金持ち」というイメージが作られたと思われます。
ただし、日本では相続税などで三世代過ぎると資産が無くなると言われており、このタイプも生活は厳しいです。
タワマンに住む人はお金持ちではない
タワーマンションに住む人はお金持ちのイメージがありますが、現実は違うようです。
当書ではタワーマンションの住人を3種類に分類しています。
- 都心の高級物件
- 湾岸地域
- 首都圏近郊
1の都心の高級物件は富裕層が住んではいるものの収入の浮き沈みが激しく2〜3年で退散。
2の湾岸地域に住む人の典型的な例は、「年収1000万円、専業主婦、外車に乗る、高級スーパーで買い物、教育に熱心」。
年収1000万円ほどのため庶民から見たら高給取りと言えますが、可処分所得の割合が高く家計は火の車です。
3の首都圏近郊のタワーマンションに住む人は、ちょっと余裕がある庶民と言ったところです。
お金持ちの収入の境目はいくら?
どのくらいの収入があればお金持ちと言えるのでしょうか?
お金持ちとそうでない人の境目は資産ベースと収入ベースの2つのパターンがあります。
- 資産ベースの場合:3億円
- 収入ベースの場合:年収3000万円
1の資産ベースの場合は3億円×3.5%(利回り)=約1000万円/年の収入となります。
金融資産を1年間運用して約1000万円の収入を得るには3億円が必要となるわけです。
1000万円あれば働かずに1年間を余裕で暮らすことができますのでお金持ちと言えるでしょう。
2の年収3000万円の場合は可処分所得(使えるお金)は約1700万円となります。
年収3000万円以下では大して違いがなく生活スタイルは変わりません。
年収1000万円を超えても庶民からみるとお金持ちに見えますが、過剰な消費行動から可処分所得が減り年収500〜600万円の人と違いはありません。
しかし、年収3000万円を超えると経営者になるなど生活の質が根本的に変わります。
お金持ちの考え方
【お金持ちの考え方のポイント】
- お金持ちは全て自分のせいにする
- お金持ちはケチが多い理由
- お金持ちは人に感謝しない
- 上下関係と意外性
お金持ちは全て自分のせいにする
仕事の失敗や家庭のもめごと、交通事故や病気など、身の周りで起きたことを人は他人のせいにしがちです。
しかし、お金持ちは起きた原因を決して他人のせいにはしません。
なぜなら、いちいちそれらの原因を他人に求めていたら、お金持ちになるためのシビアなレースに勝てないからです。
お金持ちは他人の行動が引き起こした事態や自分自身の環境など、全て自分のせいという考え方を持っています。
すべての責任が自分にあると捉えると、失敗しない対策やトラブルに巻き込まれない対策を考えてお金を失うことが少なくなってきます。
お金持ちはケチが多い理由
14兆円を超える途方もない資産を持つマイクロソフト元会長のビルゲイツ氏が、ポケットに入っているはずなのに見つからない1ドルの割引券を探すために、何分もほかの客をカウンターで待たせた話しは有名だ。
P105より
その他にもハワイの資産家がネットショッピングの際2倍のポイントが付かないこと(原因はサイト側の手違い)に対しての猛抗議の例があります。
このような典型例があるようにお金持ちはケチが多いのは本当のようです。
ただ、お金持ちはどこに金を使うべきか普通の人と違うため一般人から見るとケチに見えるだけかもしれません。
一方で食事代は別でおごるお金持ちが多いとのこと。
なぜなら、「食事=投資」と捉えていて情報を得る事や人を紹介してもらう目的があるからです。
ただし、期待したほどの人でないとわかったらお金持ちからのお誘いは二度とないでしょう。
お金持ちは人に感謝しない
「お金持ちは人に感謝しない」は自分よがりで人に感謝しないという意味ではありません。
お金持ちは他人に報いる場合は「感謝」ではなく「お礼」をします。
お礼というのは具体的には身銭を切ること。
他人から「感謝」されたときは冷静に受け止めて、他人から「お礼」されることをしているか考えなければいけません。
上下関係と意外性
お金持ちの人が「ありがとう」という言葉をよく使うには理由があるようです。
通常なら感謝の気持ちを表していると考えられますが実はそうではないのです。
普通の人はお金持ちに対して尊敬や羨望、反感、嫉妬など入り交じった中で立場が「上」と思っています。
つまり、普通の人とお金持ちの人には「上下関係」があるわけです。
お金持ちの人はその上下関係を知った上で「ありがとう」と言っています。
立場の上の人が親切だったり腰が低いと意外性が生まれ、言われた側は異常に喜んでしまうことがあります。
そして、「上に立つ人はレベルが違う」などと噂話しをして、そのお金持ちの評判が上がるわけです。
お金持ちはそのことを熟知しているのでこの言葉をよく使いますが、これは自分が上の立場でないと効果が発揮しませんので使い方に気をつけてください。
お金持ちの行動
【お金持ちの行動のポイント】
- 都心に住む
- 合理的な判断で友達を作る
- いつもお金の話しをする
- リスクをとる
都心に住む
お金持ちは利便性が良い都心に住んでいる割合が高いです。
都心に住むことで次のようなメリットがあります。
- 通勤時間が短縮できる
- ビジネスチャンスにつながる人間関係を作れる
- ビジネスインフラに容易にアクセスできる
1、通勤時間の短縮することで体力は消耗しませんし、その空いた時間を他のことに有効活用できます。
2、テレワークが普及しても仕事に関する細かい打ち合わせや接待などは直接人と合わなければなりません。
都心に住んでいれば難なく合うことができ人間関係を構築できます。
3、大都市に集中している企業や企業が催すセミナー、講習会などに容易にアクセスできます。
合理的な判断で友達を作る
よくお金持ちは友達が少ないと言われますが事実のようです。
これはお金持ちの人の時間には高い価値があり、一般人と時間の進み方が違うからです。
資産10億円の人は時間に年間3000万円の値段が付く。1日8時間労働に当てはめれば、時給1万5000円である。友達と会って、あまり意味のない会話をしてダラダラと3時間すごしてしまうと、理屈上4万5000円損する話しになる。お金持ちになると、このような時間が非常に無駄に思えてくるのだそうだ。
P88〜89
お金持ちが友達を作る場合は合理的な判断によって友達を選びます。
お金持ちが選ぶ友達とは自分より高いレベルの人か自分にはないものを持っている人です。
結果的にお金持ちの人と釣りあう人が減りお金持ちには少数の友達しか残らないというわけです。
いつもお金の話しをする
できるだけ多くのチャンスを得るためにも、いつもお金の話しをすることが重要です。
著者がお金持ちからインタビューした結果、平均すると本当にお金に結びつく話しは20回に1回だそうです。
お金に関する話題に多くふれるためのコツは、自分からお金の話しばかりすること。
このとき話し相手が何か良い情報を持っていればいろいろ話してくれます。
逆に何も話してこなければその人はお金儲けのネタをもっていないか、あっても絶対に他人には話すことのない人です。
もし、お金の話しをして嫌な顔をされても気にせず割り切りましょう。
なぜなら、そのタイプの人はほとんどお金をもっておらず、お金儲けをしようとするあなたには何のメリットもないからです。
リスクをとる
お金がない人がお金持ちになるためにはどこかで何らかのリスクを取らなければなりません。
著者は株式投資を例にリスクをとることの重要性を説いています。
株式投資の世界でポートフォリオ理論というものがあります。
これは投資の対象を分散することで、元手がゼロになることを防ぐリスク回避の投資方法です。
しかし、この投資方法は億単位以上のお金を運用する投資家だけ。
なぜなら、元手が100万円の場合5%/年の分散投資をしたとしても、運用益で手にする金額は1年でたったの5万円だからです。
100万円しかない小額投資家が2〜3倍に増やしたいなら、少ない銘柄に集中投資する必要があるわけです。
このように大きなリターンを得るためには、それなりのリスクを覚悟する必要があります。
主婦が小金持ちになるための方法
お金持ちの考え方や行動は正論ではありますが、常識と違う部分が多々あります。
なので、ここまで記事を読んだ主婦の方は「私には無理」と感じたかもしれません。
著者はそんな人のために小金持ちになる方法を提言しています。
その方法とはサイドビジネス。
例えば、デリバリービジネス、店舗・オフィスを構えたビジネス、株式・不動産投資など、、、
準備する軍資金は各ビジネスで変わりますが、最低でも300万円できれば1000万円は欲しいところです。
将来的に何をするのかはともかく、いつでも動ける体制を整えておくことが重要です。
そして、サイドビジネスの入口として著者は副業を推奨しています。
「副業に取り組んで軍資金を作る→軍資金を元手にサイドビジネスを展開する」という流れです。
【当書で紹介している副業】
- 夜間や休日のアルバイト
- オークションサイトやECサイトの転売
- ブログアフィリエイト
- クラウドソーシングで仕事をする
当書では4つの副業を紹介していますが、主婦の方におススメはブログの執筆やクラウドソーシングの仕事。
というのも、Wi-Fi 環境さえあればPC1台で気軽に稼げるからです。
加えて、子育てしながら在宅で自由な時間に仕事ができる点もおススメの理由です。
在宅ワークの始め方について知りたい方はこちらの記事を参考にどうぞ。↓
>【在宅ワークの始め方】初心者主婦の方に3ステップで解説!【PC必須】
まとめ
ここまでお金持ちの実態を3つの視点(特徴、考え方、行動)から解説しました。
お金持ちの思考や行動は特殊で理解できない所が多々あります。
なので、ふつうの人がお金持ちのマネをしようとしても難しいでしょう。
一方、小金持ちなら副業で軍資金を作りサイドビジネスを展開すれば誰でもなれます。
気になる副業があったらぜひ、実際に試してみて小金持ちを目指しましょう。
在宅ワークの最新情報を知りたい方は、こちらの記事を参考にどうぞ。↓
>専業主婦が自宅で仕事できるお勧め副業10選!お小遣い稼ぎ2024年最新情報
【参考資料】
- 著作:「お金の習慣」
- 著者:加谷珪一(かやけいいち)
- 発行所:株式会社CCCメディアハウス
- 発行:2021/11/6
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