ハンドメイド 初心者 稼ぐ ジャンル

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初心者がハンドメイドで稼ぐための7つのステップ/始めはジャンル選びから!

 

【ハンドメイド初心者の主婦】

 

在宅でもできるハンドメイド販売に興味があります。

 

しかし、全くの初心者のため何から始めたら良いかわかりません。

 

わかりやすく一から教えてください。


 

これらの疑問に答えます。

 

 

【本記事の内容】

・ハンドメイドの始め方を7ステップで解説。

 

・ハンドメイド販売で準備する物や注意点を解説。

 

 

【この記事を書いた人】

  • ブログ歴:4年目(2020.7〜)
  • サイト制作数:約300サイト
  • ブログ収益:月5桁達成(2023年)
  • 主婦の方のアンケート:200人以上

 

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ハンドメイドでお小遣い稼ぎをしたくても、初心者の方は何から始めたら良いか戸惑いますよね。

 

今回はそんな主婦の方に向けて、ハンドメイドの始め方について解説します。

 

最初の「ジャンル選び」からゴールの「ファン作り」まで全部で7ステップ。

 

また、記事中ではハンドメイドで稼ぐために準備する物や注意点にも触れます。

 

記事を読み終えるころには、きっとハンドメイド作家として将来の青写真が描けるでしょう。

 

 

 

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ハンドメイドの始め方を7ステップで解説!

 

  1. ジャンルを選ぶ。
  2. アイテムを選ぶ。
  3. 作り方を学ぶ。
  4. コンセプトを決める。
  5. ターゲットを設定する。
  6. 商品を販売する。
  7. 固定ファンを作る。

 

ハンドメイドのジャンルを選ぶ

 

 

ハンドメイドの第一歩はジャンル選びです。

 

ジャンルとは使う素材、技術、製品の種類などによって分類したものです。

 

ハンドメイドには次のようなジャンルがあります。

 

【ハンドメイドジャンルの例】

羊毛フェルト 編み物
レジン ビーズ
刺しゅう ペーパークラフト
レザークラフト 石鹸作り
キャンドル ちりめん細工
ねんど DIY

 

このほかにも多種多様なジャンルがありますが、選ぶときのポイントは2つです。

 

【ジャンル選びのポイント】

・自分が好きなジャンルを選ぶ。

 

・自分が得意なジャンルを選ぶ。

 

ハンドメイドを進めていくうちに、選んだジャンルの好き嫌いや得手不得手がわかってきます。

 

作っていて楽しかったり、家族や友人に作品を見せて反応が良かったりしたら、そのジャンルはあなたに向いているはずです。

 

まずは色んなハンドメイドの作品を目にして、自分が興味がわくジャンルを見つけましょう。

 

【興味がわくジャンルの見つけ方】

  • 雑誌で気になった商品をスクラップする。
  • ハンドメイドマーケットのサイトで販売されている商品をチェックする。
  • ハンドメイド雑貨店やギャラリーのあるカフェを訪れて商品に触れてみる。
  • 手づくり市や展示会に行き、ハンドメイド作家の方に質問してみる。

 

ハンドメイドのアイテムを選ぶ

 

 

作りたいジャンルが決まったら、次はアイテム選びです。

 

アイテムとは製品や商品のことを指します。

 

代表的なハンドメイドアイテムは以下のとおりです。

 

【主なハンドメイドアイテム】

アクセサリー・ジュエリー バッグ・カバン
財布・小物入れ スマホケース・モバイルグッズ
写真・イラスト アート
ファッション ぬいぐるみ・置物
家具 インテリア雑貨
フラワー・ガーデン 生活雑貨

 

 

表のアイテムはほんの一部でハンドメイドのアイテム数は細かく分けると無数に存在します。

 

まずは、興味があるアイテムを1つ選んで作りましょう。

 

数種類のアイテムを作っていくうちに自分に向いているものがきっと見つかるはずです。

 

また、稼ぎたい方は利益率の高い物やよく売れているアイテムを選ぶのも良いでしょう。

 

【アイテム選びのポイント】

・やりがいを感じて楽しく作れる物。

 

・稼ぎたいなら利益率の高い物やよく売れている物。

 

ハンドメイドの作り方を学ぶ

 

ハンドメイドのジャンルやアイテムが決まったら、実際に作りましょう。

 

何から始めたら良いかわからい初心者のために、ここでは4つの学び方を紹介します。

 

費用や効率性を考えてあなたが一番取り組みやすい方法を選んでください。

 

  • 手芸雑誌で学ぶ。
  • ワークショップで学ぶ。
  • オンラインレッスンで学ぶ。
  • 通信講座で学ぶ。

 

低予算でコツコツ派に向いている手芸雑誌

 

 

低予算で学びたい方には手芸雑誌がおススメです。

 

手芸雑誌は1,000〜1,500円程度の手頃な値段でオンラインでも入手できます。

 

【手芸雑誌の特徴】

  • 基本的なテクニックに始まり、イラスト、写真、詳細な手順、ガイドラインを掲載。
  • 編み物、ビーズ、クラフト、刺しゅう、など様々な分野のアイテムをカバー。
  • クリスマス、ハロウィン、バレンタインデーなど季節やイベントにあわせて手作りのアイデアを提供。

 

 

手芸雑誌は低予算で学べる一方で材料や道具を自前で準備しなければなりません。

 

加えて、作る過程でつまづいたとき誰にも相談できないというデメリットもあります。

 

なので、手芸雑誌は行動派で1人でコツコツ作業するのが好きな方に向いています。

 

 

【人気の手芸雑誌10冊】

レディブティック、COTTON TIME、NHK すてきにハンドメイド、月刊おりがみ、毛糸だま、ミセスのスタイルブック、コットンフレンド、パッチワーク教室、ステッチidees、隔週刊 刺しゅうで楽しむ スヌーピー&フレンズ

 

 

仲間とワイワイやるならワークショップ

 

 

ワークショップはハンドメイド技術を簡単に習得できる場所です。

 

通常、教室やスタジオで行われ専門の講師が技術を指導してくれます。

 

ワークショップで学ぶメリットは講師から直接指導してもらえる点と同じ趣味を持つ人と交流できることです。

 

他方、ワークショップでは複数の参加者がいるため個々のレベルやニーズに合った指導はされず、基本的な技術しか教えないことから高度なスキル習得は難しいでしょう。

 

なので、ワークショップは初歩的な事を学びたい人で周りと協調できる方に向いています。

 

 

オンラインでハンドメイドのワークショップを予約できるサイトは下記の2つです。

 

【ワークショップの紹介サイト】

クラフティ 今までに登録されたワークショップメニューは2000種類を超え登録講師は全国で1000名以上。限定コラボイベントや憧れのお店、お気に入りのブランド、話題の場所でのスペシャル企画を随時開催。
aini(アイニ) 体験を提供する側(ホスト)と参加する側(ゲスト)をマッチングするプラットホーム。15,000人を超えるホストが在籍し、自然、収穫、アート、料理など700種類以上の多様なサービスを提供。ハンドメイド教室のカテゴリーでは、アクセサリー作り、バッグ作り、雑貨作りなど。

 

 

講師からのフィードバックがもらえるオンラインレッスン

 

 

ハンドメイドをオンラインで学ぶ方法には、次の2つの形式があります。

 

  1. 動画配信で学ぶ。
  2. ライブ配信で学ぶ。

 

1の動画配信とは録画された動画を視聴して学ぶ形式です。

 

初心者キット(道具や材料がそろった状態)の購入が可能で、講師への質問はチャットやメールを利用します。

 

レッスンの動画を何度も見直せることから、自分のペースで学べるメリットがあります。

 

一方、2のライブ配信とはズームなどのツールを使い少人数制で学ぶ形式です。

 

ライブ配信は講師からのフィードバックがリアルタイムでもらえる点が最大の特徴です。

 

受講にあたっては道具や材料の事前準備と開催される日程を確認する必要があります。

 

動画配信・ライブ配信いずれの場合も講師の手さばきを見れるため、テキスト学習に不安な方にオススメです。

 

 

ハンドメイドを動画配信やライブ配信で学べるサービスは下記の3つです。

 

CLASS101+ サブスクリプション制のサービス(月額1,950円)。5,400以上のカテゴリーのクラスを無制限に受講できる。録画された動画で学び、初回登録時に14日間の無料体験あり。キットの購入もできる。
miroom 定額制(6ヶ月単位で受講、月額2,980円相当)で1,500以上の講座が学べるオンラインレッスンサービス。1動画あたり約20分のためスキマ時間に学べてキットも購入できる。
ストアカ 対面式(場所指定)とLIVE配信のオンライン講座がある。480以上のカテゴリーがあり71,000件以上の講座を掲載。1回のレッスンは60〜90分の少人数で、料金は3,000円〜5,000円ぐらい。復習用動画やキット付きの講座もある。

 

自己管理ができるなら通信講座がオススメ

 

 

ハンドメイドの通信講座ではハンドメイドに関する基本的なスキルや技術を学ぶことができます。

 

例えば、編み物、クラフト、刺しゅう、粘土、アクセサリー作りなど。

 

価格は3万円ぐらいの講座からはじまり高いものだと8万円前後になります。

 

通信講座は自分の都合に合わせて学べる点が大きなメリットです。

 

一方、モチベーションの維持が難しいため、継続して課題に取り組む努力が必要でしょう。

 

なので、ハンドメイドの通信講座は自己管理ができて几帳面な方に向いています。

 

 

ハンドメイドを学べるオススメの通信講座は下記の4つです。

 

ユーキャン 手芸・クラフトの講座数は11個。テキストとDVDを使う学習形式で材料キット付き。メールや郵便の質問サポートがあり、デジタル学習サイトからスマホで動画視聴も可能。添削指導の講座もある。
SARAスクール 手芸・ハンドメイドの講座数は12個。テキスト形式で学習する資格取得が目的の通信講座(期間6ヶ月、添削5回)。基本コースとプラチナコースがあり2つの資格が取得できる。
たのまな 趣味・実用の講座数は23個。テキストとDVDで学習するスタイルで材料キット付き。疑問点はメール、FAX、郵便などを使い無制限で質問できる。添削指導の講座もある。
PBアカデミー ハンドメイド関連の講座数は13個。材料キットが付いたテキスト形式の学習スタイル。質問はメールや電話で対応し無制限。講座を終了すると「認定講師資格」を取得できる。

 

 

コンセプトを決める

 

 

ハンドメイドの基本的なスキルが身についたら次はコンセプトを決めましょう。

 

コンセプトとはあなたが一番大切にしたいことや表現したいことです。

 

商品を購入してもらうには、作品に一貫性をもたせてあなたしか表現できないブランド力を高めなければなりません。

 

コンセプト作りについて押さえておきたいポイントは次の3つです。

 

  1. 自然や動物、都会の風景、レトロな雰囲気など、自分が惹かれるテーマはなにか。
  2. 作品やブランドの背景や理念、制作過程などを含めたストーリー(物語)があるか。
  3. 特定の素材やデザインの特異性、独自の技法や工程など、他の作品と差別化できる要素はなにか。

 

 

 

テーマとかストーリーとか言われても、なかなか良いアイデアが浮かびません。


 

確かに、初心者にとってコンセプト作りは骨の折れる作業ですよね。

 

コンセプトを作るためのアイデアを見つける方法は様々あります。

 

例えば、散歩をしたり旅行に行ったりして、自然の美しさに触れることで新たなアイデアが生まれることがあります。

 

また、美術館やデザイン展示会は新たな視点やアイデアを得るのに最適な場所です。

 

著名なアーティストやデザイナーの作品からインスピレーションを得ることができるでしょう。

 

ファッション雑誌、インテリア雑誌、アートブックなどは、色の組み合わせやデザインのトレンドを知るのに役立ちます。

 

そのほかPinterestやInstagramなどのSNSの活用もオススメです。

 

SNSでは多種多様なジャンルの画像が共有されており、新たなアイデアを得ることができます。

 

特定のキーワードで検索して気に入った画像を保存すれば、自分だけのムードボードを作れるでしょう。

 

 

【ムードボードとは】

ムードボードとはインスピレーションボードとも言われ、アイデアやイメージを深めるための画像のこと。

 

ムードボードは写真や印刷物をコルクボードに貼り付けたり、オンラインツールを利用したりして作成することができます。

 

 

著作者:Freepik

 

 

ターゲットを設定する

 

 

コンセプトを決めたら次にあなたのコンセプトに合うターゲットを設定しましょう。

 

このとき不特定多数ではなく、たった1人に向けて設定するのがコツ。

 

あなたの商品を購入する人物像をイメージして、その人物像に合った人をWebサイトやファッション雑誌から探します。

 

イメージとピッタリくる写真・イラストを1つ選びだし、その人物像の情報を並べていきます。

 

リアルな人物像を設定するために、情報は詳細かつ具体的なものでなければなりません。

 

【ターゲットとなる人物像の具体例】

  • 年齢:37歳
  • 職業:専業主婦
  • 家族構成:子供2人
  • 収入:夫の収入がメインでお小遣い制
  • 住む地域:神奈川県横浜市
  • ライフスタイル:朝5時に起床し夜は22時に就寝。家事・育児で多忙な日々。
  • 趣味嗜好:ホームベーカリー、ヨガ、岩盤浴など。
  • 好きなブランド:ティファニーやカルティエ。
  • 好きな色:ベージュやグレーなどの中立色。

 

イメージを膨らませた人物があなたの商品を持っていても違和感がなければ、ターゲット設定は成功です。

 

反対に、違和感があるならターゲット設定やあなたの作風を修正しましょう。

 

正するポイントは「デザイン、素材、色、スタイル」の4つです。

 

4つのポイントを考えながらターゲットとあなたの作風がマッチするように見直します。

 

スタイルとは作品の見た目や雰囲気を表したものです。

 

例えば、フレンチ、ポップ、ナチュラル、北欧、ヴインテージなど。

 

商品を販売する

 

ハンドメイドの販売方法は主に4つです。

 

それぞれメリット・デメリットがあるので、自分に合った販売方法を見つけてください。

 

  • イベント出展
  • 委託販売
  • 販売サイト
  • ネットショップ

 

イベント出展

 

 

イベントとはハンドメイド製品を販売するお店が集合する市場のことです。

 

ハンドメイドのイベントは定期的に開催されており、屋内の会場から屋外の青空市場まで様々。

 

参加申し込みをして出展料を払えば、だれでも手作り製品を販売することができます。

 

具体的なイベント出典の流れは以下のとおりです。

 

【イベント出典の流れ】

  1. イベント情報を集める。
  2. 参加したいイベントに申し込む。
  3. 出展料を支払う。
  4. イベントの案内状が届く。
  5. 出展を準備する。
  6. 出展する。

 

【イベント出典のメリット・デメリット】

メリット デメリット

・顧客の購買層がわかる。

 

・商品に関するフィードバックがもらえる。

 

・顧客に直接販売するため、オンライン販売よりも手数料が低く利益率が高くなる。

 

・他の出展者と交流することができ、アイデアを共有したり、新しい知識やテクニックを学ぶことができる。

・出展料やブースの準備費用がかかる。

 

・売上げは参加当日に限定される。

 

・商品が移動中や展示中に傷つくリスクがある。

 

・屋外のイベントでは天候の影響を受ける可能性がある。

 

 

【イベント情報の紹介サイト】

Webサイト名 特徴
全国ハンドメイドイベントまとめ
日本全国で開催されるハンドメイド関連のイベントやクラフトフェア、アートショーなどの情報を収集し、まとめて提供している。

2023年ハンドメイド首都圏情報
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県の1都7県に長野県をプラスして、ハンドメイド作品参加可能なイベントを掲載している。

ハンドメイドインジャパンフェス

ハンドメイドインジャパンフェスの開催情報や参加クリエイターの紹介、チケット購入方法などを掲載している。
ハンドメイドインジャパンフェスとはCreema が主催するイベントで、2022年以降は毎年1月と7月に開催している。

 

 

委託販売

 

 

委託販売とは自分で販売をするのではなく、百貨店や雑貨店などの店舗に商品を委託しそのお店で販売する形態のことです。

 

作家に代わってお店側が商品についてお客様に説明するので、作家は作ることに専念できます。

 

また、全国展開しているお店なら活動場所が広がりますし、有名なお店ならテレビや雑誌で紹介されることもあります。

 

委託販売は作家自身が販売する場合に比べ集客力があり、お店側にとっても新鮮な商品を供給できることから双方にとってWin-Winなビジネスモデルです。

 

【委託販売の流れ】

  1. ネットで委託販売しているお店の情報を集める。
  2. 気になったお店にメールで連絡する。
  3. 取引き条件を確認し納得したら委託販売を申し込む。
  4. お店側の審査を待つ。
  5. 審査が通ったら取引きを開始する。
  6. お店に出展する。

 

 

【委託販売のメリット・デメリット】

メリット デメリット

・作家自身の知名度やブランドを高めることができる。

 

・作家は自分のお店がなくても販売できる。

 

・全国どこでも作品を置いてもらうことが可能である。

 

・お客様は直接作品を手に取って購入するため、返品やクレームを削減できる。

・販売手数料がかかる。(通常30%ほど)

 

・日ごろオーナーとのコミュニケーションが必要である。

 

・商品の破損や盗難のリスクがある。

 

・作品が売れたとき、そのつど新たに商品を作り発送しなければならない。

 

 

 

委託販売先はどうやって探したらいいんですか?


 

まずはグーグルで「ハンドメイド、委託販売、募集、地域名」「ハンドメイド、置いてくれる店、地域名」で検索しましょう。

 

検索にかけるとあなたのお住まいの地域で募集しているお店が表示されます。

 

近年、ハンドメイドの需要が増えたことから、多種多様なお店が募集をかけています。

 

【委託販売できるお店の形態】

  • 雑貨店、アクセサリーショップ
  • 百貨店、モール
  • カフェ、レストラン
  • パン工房、駄菓子屋
  • レンタルボックス
  • 美容室
  • 道の駅、ホテル、旅館

 

委託先を決める時の注意点として、委託手数料や各種支払い方法など、お金に関するチェックは重要です。

 

また、委託するお店の雰囲気が自分の作風に合っているか、オーナーと上手くコミュニケーションがとれるのか、しっかり見極めましょう。

 

販売サイト

 

 

ハンドメイドの販売サイトとは端的に言うとネット上のフリーマーケットのようなものです。

 

自前のネットショップやWebサイトがなくても、登録するだけでネット上に商品を掲載する場所がもてます。

 

知名度を利用して顧客を獲得できることから、利用者は右肩上がり。

 

最近では販売サイト側も特集を組んだりコンテストを開いたりして需要を喚起しています。

 

まずは販売サイトをどのように利用するか手順を確認しましょう。

 

【販売サイト利用の流れ】

  1. 気になった販売サイトに登録する。
  2. 作品を出品する。
  3. 商品が売れたら発送する。
  4. 商品到着後、代金を受け取る。

 

【販売サイトのメリット・デメリット】

メリット デメリット

・手軽に1品からでも出品ができる。

 

・価格の設定やサイトのデザインなど自分で決められる。

 

・各販売サイトには固定の利用者がいるため自ら集客しなくてよい。 

 

・決済方法、配送方法ともに様々なサービスに対応している。

・一定の販売手数料や振込手数料が発生する。

 

・大勢の出品者がいるため、出品しても注目されない。

 

・注文の受付や発送、問い合わせなど自ら対応しなければならない。

 

・値引き交渉もあり、設定通りの価格で販売できないこともある。

 

 

代表的な販売サイトはminne(ミンネ)、Creema(クリーマ)、iichi(イイチ)の3つです。

 

各販売サイトのサービスを比較したので参考にしてください。

 

販売サイト名 minne Creema iichi
作家・ブランド数 89万人 24万人 3万人
作品数 1,500万 1,400万 40万
月額利用料 無料 無料 無料

販売手数料(税込)

10.56%

作品・素材:11%

 

フード・酒:15.4%


20%


振り込み手数料(税込)

220円

3万円未満:176円

 

3万円以上:275円

 

PayPay銀行:55円

3万円未満:172円

 

3万円以上:270円

 

ジャパンネット銀行:54円

アプリの有無 ×

 

 

ネットショップ

 

 

ネットショップとは、ハンドメイド作品をインターネット上で販売するショップのことです。

 

最近では、自分でWebサイトを構築したりデザインをほどこしたりしなくても、簡単に利用できる様々なサービスが誕生。

 

店舗を構える必要がなく全国どこからでも購入者を獲得できるため、初心者でも始めやすいビジネスモデルです。

 

 

【ネットショップ利用の流れ】

  1. 気になったネットショップサービスに登録する。
  2. 作品を出品する。
  3. 商品が売れたら発送する。
  4. 商品到着後、代金を受け取る。

 

 

【ネットショップのメリット・デメリット】

メリット デメリット

全国の顧客に商品を販売することができる。

 

実店舗と違い24時間いつでも稼働できる。

 

実店舗と比べ家賃や人件費のコストを抑えることができる。

 

SNSやメルマガ、ブログを活用できれば、販売促進につながる。

 

商品の詳細な説明や写真、レビューなどを掲載することで、顧客は商品を購入する前に十分な情報を得ることができる。

同じような商品を扱う多くのショップと競争しなければならない。

 

顧客の信頼を得るために時間と労力がかかる。

 

購入後の問い合わせ対応やクレーム対応など、顧客サービスに労力がかかる。

 

適切な在庫数を確保し、商品の発送をスムーズに行う必要がある。

 

写真を掲載したり紹介文を書いたりして手間がかかる。

 

 

代表的なネットショップはBASE、STORES、メルカリShopsの3つです。

 

各ネットショップのサービスを比較したので参考にしてください。

 

ネットショップ名 BASE STORES メルカリShops
開設数

200万
(2023年6月時点)

非公開

20万
(2022年4月時点)


月額利用料(税込)

スタンダード:無料

 

グロース:5,980円

フリー:無料

 

スタンダード:2,980円


無料

販売手数料(税込)

スタンダード:3.6%+40円+3%

 

グロース:2.9%

フリー:5%

 

スタンダード:3.6%


10%

振り込み手数料
(税込)

275円 275円 200円

テンプレート数

無料:11種類

 

有料:79種類


全て無料:48種類

固定
カスタマイズ性 高い 低い
アプリの有無

 

 

固定ファンを作る

 

 

あなたがどんなに素晴らしいハンドメイドを作ったとしても、そう簡単には売れません。

 

なぜなら、世の中にはあなたと同じジャンルのハンドメイドがごまんとあるからです。

 

そのほかメーカーの既製品やブランド品を含めたら、あなたの作品は埋もれてしまうでしょう。

 

他の商品に埋もれないためには、認知度を上げて固定ファンを作る必要があります。

 

認知度を上げるた方法は様々ありますが、特に有効な宣伝方法は次の3つです。

 

  1. YouTube
  2. ブログ
  3. SNS(X、Instagram、Facebook)

 

1のYouTubeは世界最大の動画共有サービスで、簡単にSNSやブログにリンクが貼れます。

 

YouTubeであなたの作業風景を動画にして公開すれば、商品の魅力を伝えることができます。

 

さらに、定期的にコンテンツを投稿すると視聴者とのつながりが深まりファンを獲得できるでしょう。

 

 

2のブログでは作品を紹介するだけでなく、あなた自身の普段の生活や考え方を伝えることができます。

 

適切なコンテンツ戦略とSEO対策をすれば検索結果に表示されやすくなり、新たな顧客を獲得することが可能です。

 

 

3のSNSで最もハンドメイドと相性の良いツールはInstagramです。

 

Instagramは写真や動画をメインに利用するSNSのため、作品をビジュアル的にわかりやすく伝えることができます。

 

また、Instagramのユーザーは女性が多いことから、興味を持ってもらえる人に効果的にアピールできます。

 

 

 

3つの宣伝方法を実践している成功例として、主婦の「幸/Sachi」さんをご紹介します。

 

幸さんは幼稚園・小学校に通う姉妹がいるママさん。

 

YouTubeをメインにミシンを使った布小物の作り方を教えています。

 

全くの初心者から始めたという幸さんですが、2023年10月時点でチャンネル登録者数は9680人で1万人目前です。

 

51 本の動画の中には再生数が8万回を超えるものもあり、布小物に興味がある方から高い支持を集めています。

 

幸さんは固定ファンを増やすためにYouTubeやInstagramのほかブログも少しずつ取り組んでいるとのこと。

 

幸さんのように最初はできるところからでOKなので、興味のあることから始めてみましょう。

 

 

【幸/Sachi *ハンドメイド*】

 

 

【幸さんのInstagram】
https://www.instagram.com/sachi_hand_made_/

 

【幸さんのブログ】
https://sachi-handmade.com/

 

 

ハンドメイドで準備する物

 

  • 専用の銀行口座
  • ラッピング用品
  • 梱包資材
  • 名刺・ショップカード
  • メッセージカード

 

ハンドメイドを販売するとき、専用の銀行口座を開設しておくと便利です。

 

なぜなら、ハンドメイド品の販売とプライベートのお金を分けると管理がしやすいうえ、確定申告のときも慌てずにすむからです。

 

 

また、商品を受け取った顧客に気持ちよく受け取ってもらうために、ラッピング用品をそろえましょう。

 

ラッピングに使う包装紙やリボン、台紙、OPP袋(ビニール袋)は、商品のジャンルや形にマッチした素材を選んでください。

 

オシャレで可愛らしいラッピングは、それだけで顧客に好印象を与えることができます。

 

ラッピングに加えて商品を安全に配送するために、梱包資材(段ボールやプチプチ、緩衝材)を用意しておきましょう。

 

 

名刺やショップカードですが、ハンドメイドの販売で重要なツールです。

 

名刺やショップカードがあると、自分やお店の名前を知ってもらえたりリピート購入に繋がったりなどのメリットがあります。

 

その他、顧客に特別感を与える手段としてメッセージカードがあります。

 

メッセージカードとは商品と一緒に顧客に贈るカードのことです。

 

メッセージカードは商品の説明や感謝の気持ちを伝えて、わかりやすい言葉で手書きにすると良いでしょう。

 

ハンドメイドの注意点

 

  • 価格設定
  • 開業届
  • 確定申告
  • 著作権

 

価格設定の計算方法

 

 

結論からいうと商品の販売価格は原価の3〜4倍を目安にしてください。

 

ハンドメイドの販売では、次の公式で価格設定するのが一般的です。

 

材料費+作業代(人件費)+梱包代=原価

 

原価+利益+販売手数料=販売価格

 

具体的に言うと原価が1,000円の商品であれば、3,000〜4,000円くらいが妥当になります。

 

ただし、この計算式は一例であり十分とは言えません。

 

このほかに価格を決める要素には、販売場所やコンセプト、ブランドなど様々あります。

 

なので、素材に対してだけでなく作品のイメージや販売の環境を考慮して価格を設定しましょう。

 

開業届について

 

 

開業届の正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」です。

 

開業届の提出は任意ですが様々なメリットがあるのでオススメします。

 

例えば、青色申告で経費を控除できたり個人事業主となることで信用度が増したりします。

 

以下に、開業届についてまとめました。

 

  • 開業日:一般的なのは実際に商品を販売した日。
  • 提出期限:販売を始めた日から1ヶ月以内。
  • 提出先:管轄の税務署。国税庁のe-Taxシステム。
  • 提出方法:持参・電子申請・郵送。

 

扶養に入っている主婦の方は、開業届を出すことで扶養から外れてしまう場合があるので注意が必要です。

 

書類は管轄の税務署で入手できますが、国税庁のホームページからもダウンロードできます。

 

詳しくは、国税庁のホームページをご覧ください。

 

国税庁のホームページはこちら>

 

確定申告について

 

 

確定申告が必要な人と不要な人の条件

 

ハンドメイドの販売で収入を得たとき、確定申告の必要性は状況によって変わります。

 

以下2つの場合で解説します。

 

  • フリーランスや個人事業主の場合
  • 副業の場合

 

フリーランスや個人事業主の場合

 

年間所得が48万円を超えると確定申告が必要です。

 

一方、48万円以下の人は税金は0となるため確定申告は不要です。

 

 

副業の場合

 

年間所得が20万円を超えると確定申告が必要です。

 

反対に年間所得が20万円以下なら不要です。

 

所得とは簡単にいうと利益のことで収入から経費を引いた金額を指します。

 

収入(売上げ) − 必要経費 = 所得(利益)

 

また、確定申告が不要な人も住民税の申告は必要となるためご注意ください。

 

住民税とは住んでいる市区町村に出す書類のことです。

 

 

確定申告の手順

 

  1. 確定申告に必要な書類をそろえる。
  2. 確定申告書を作る。
  3. 確定申告書を所轄の税務署やオンラインで国税庁に提出する。

 

まずは、1月1日〜12月31日までの間に発生した収入と経費に関するすべての領収書やレシートを集めます。

 

ハンドメイドを販売するときに生じる主な経費は、様々あります。

 

材料費、工具・機器、パソコン代や通信費、出展料、デコレーション料、交通費、包装材料費。

 

次に確定申告書を作りましょう。

 

収入金額、所得金額、所得控除額、税金の計算などをして確定申告書に情報を記入します。

 

最後に所轄の税務署やオンラインでe-Taxシステムを使い確定申告書を提出します。

 

提出期間は翌年の2月16日〜3月15日です。

 

確定申告書は税務署や市区町村役場の税務課、確定申告相談会場、国税庁のホームページでダウンロードすることで入手できます。

 

具体的な書き方は、国税庁のホームページで解説していますので参考にしてください。

 

国税庁のホームページはこちら>

 

著作権について

 

 

ハンドメイドを販売する際には著作権に注意が必要です。

 

著作権とは著作者が自身の創作物に対して持つ権利のことです。

 

著作権を侵害する可能性がある事例を4つご紹介します。

 

  1. キットで作った作品
  2. 手芸本や雑誌に掲載された作品
  3. 他の作家の作品を模倣
  4. 有名ブランドのロゴやデザインの無断使用

 

キットはあくまでも作品を作るための材料や道具のため、キットで作った作品を販売することは原則として違法ではありません。

 

ただし、キットに著作権で保護されている図案やイラストが含まれる場合は、著作権を侵害する可能性があります。

 

主婦の方がよく読まれる手芸本や雑誌ですが、掲載されている作品は著作権で保護されています。

 

なので、手芸本や雑誌に掲載された作品を無断でコピーしたり、模倣したりして販売してはいけません。

 

また、他の作家の作品を自分の創作物としてアレンジして販売する場合でも、著作権を侵害する恐れがあります。

 

例えば、他の作家の作品の図案やイラストを、自分の作品にそのまま使用したりわずかに色や形を変更したりした場合です。

 

そのほか有名ブランドのロゴやデザインは、商標として登録されている場合があるので無断使用は避けましょう。

 

なお、商標権侵害に該当した場合は、以下の民事上・刑事上の責任を問われる可能性があります。

 

民事上は損害賠償請求や差止め請求などの措置。

 

刑事上は10年以下の懲役または1000万円以下の罰金。

 

以上、著作権を侵害する可能性がある4つの事例を紹介しました。

 

オリジナリティを高めると他の作品と差別化ができファンを獲得しやすくなります。

 

ハンドメイド作家を目指す方は、ぜひオリジナリティを追求して他の作品とは一味違う作品を制作してみてください。

 

まとめ

 

ここまで初心者向けにハンドメイドの始め方を7ステップで解説しました。

 

そして、ハンドメイド販売で準備する物や注意点にも触れました。

 

ハンドメイドを販売することで、あなたの作品が誰かの手に渡りその人の生活を豊かにすることができます。

 

また、ハンドメイドの販売を通じて、同じ趣味を持つ人や作品を気に入ってくれる人と交流することも可能です。

 

さらに、ハンドメイドの販売が軌道に乗れば、副業収入も増え起業も夢ではありません。

 

ハンドメイドの販売は自分の好きなことを仕事にできるという、非常にやりがいのある仕事。

 

もちろん、販売活動には様々な苦労や大変さもありますが、それ以上に楽しいことやメリットがあるでしょう。

 

ハンドメイド作家を目指す方は、ぜひハンドメイドに挑戦してみてくださいね。

 

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