お金がないのに働かない主婦

お金がないのに働かない主婦/5つの理由と貧困脱出方法を解説します!

 

お金がないのに働かない専業主婦の方がいます。

 

もし、あなたがそのような状況にいるならとっても辛いはずです。

 

周囲からは「お金がないのに、なぜ働かないの?」と詮索(せんさく)されたり、時にはバッシングされたり、、、

 

そこで今回は「貧困専業主婦」という本を参考にしながら、お金がないのに働かない専業主婦の真相にせまります。

 

とりわけ、専業主婦のお金がないのに働かない理由や再就職の難しさ、貧困脱出方法について深掘り。

 

お金で悩んでいる主婦の方は、ぜひ、収入を増やすヒントを見つけてください。

 

 

 

この記事を書いている管理人は副業経験5年ほど。

 

副業の収入実績は物販、アフィリエイト、ポイ活などで最高月収10万円です。

 

こういった私が分かりやすく解説していきます。


 

 

 

 

お金がないのに働かない主婦とは

 

 

 

わたしが「お金がないのに働かない主婦」について知ったのはある本がきっかけです。

 

その本は2019年に出版された「貧困専業主婦」です。

 

執筆したのは労働政策研究・研修機構(JILPT)主任研究員である周 燕飛(Shu Enbi)さん。

 

この本は資料・インタビューを交えながら専業主婦の調査・研究をまとめた内容です。

 

そして、様々な問題を抱えている貧困専業主婦の実態に迫り、貧困から抜け出すための手段を提示しています。

 

専業主婦のルーツから子育ての現状、格差問題、専業主婦になる理由、幸福観、国の制度のあり方など全9章となっています。

 

 

周さんの調査・研究で次のようなことが明らかになっています。

、、、いわゆる「貧困率」を専業主婦世帯について計算したところ、なんと12%にも達していたからです。つまり、専業主婦のうち約8人に1人が貧困に陥っているということになり、、、

 

同書 P3〜4

 

もともと私は専業主婦世帯に対して「生活にゆとりがある家庭」をイメージしていました。

 

金銭的に余裕がある専業主婦もいると思いますがそれらは少数派で実際は違うようです。

 

この本を参考に「なぜお金がないのに働かない専業主婦を選択しているのか、どうしたらその生活から抜け出すことができるのか」について考えていきます。

 

 

お金がないのに専業主婦でいる5つの理由

 

 

この本によると、病気のこどもを抱えている・親の介護・本人のメンタル問題などで専業主婦を続けている人は2〜3割。

 

実は大多数が自ら専業主婦を選んでいて、その多くが「子育て」を理由にしているようです。

 

わたしは独身のため子供をもつ主婦の気持ちはわかりませんが、「子育て」を理由にしている点は腑(ふ)に落ちませんでした。

 

なぜなら、子育てをしながらフルタイムやパートで働く主婦の方は大勢いるからです。

 

子育ても待機児童、こどもが低年齢、こどもが3人以上などは時間がとられるため、これらを専業主婦でいる理由にあげることに理解できます。

 

そのような境遇の人を除けば、表立って「子育て」を理由にしている他の主婦の方には何か別の理由があるのではないでしょうか?

 

わたしなりに5つ考えてみました。

 

【専業主婦でいる5つの理由】

  1. 専業主婦から再就職までにブランクがあるから
  2. 新しく人間関係を作るのが難しいから
  3. 経験・スキルに自信がないから
  4. 高学歴・高スキルのため条件が合わないから
  5. お金がないと言いつつも何とかやっていけるから

 

 

専業主婦から再就職までにブランクがあるから

 

主婦の方が専業主婦になる場合、多くが高校・大学→就職→退職して専業主婦のパターンです。

 

就職してから退職して専業主婦のあいだに長いブランクがあると、ふつうの人は仕事の感覚がなくなるでしょう。

 

その結果、腰が重くなり再就職へのモチベーションが保てなくなります。

 

求人サイトをみて自分に合った仕事を探しながら履歴書を書き、面接を受ける行動はエネルギーを使います。

 

そして、面接に言っても40代以上の主婦は採用されにくく、面接落ちを繰り返せばなおさら気落ちします。

 

最終的にこれなら専業主婦のままでいようとなるわけです。

 

 

新しく人間関係を作るのが難しいから

 

専業主婦の方が再就職を考えたとき、新しく人間関係を作るのが難しいと言えます。

 

というのも、再就職先では慣れない仕事のうえに大抵が上司が年下だからです。

 

そうなれば普通の人はプライドが邪魔をして「なんで私がこんな年下に指図されなきゃいけないの」と思います。

 

使う側の人は部下のそういった態度や雰囲気を感じてお互い仕事はやりにくくなるでしょう。

 

また、仕事ができないからイジメられたり陰口をたたかれたりする可能性もあります。

 

すでに再就職してこのような体験がある方は、なおさら専業主婦のままで我慢しようという心理が働きます。

 

 

経験・スキルに自信がないから

 

低学歴、低収入、社会経験が不足している主婦がこれに当てはまります。

 

このような方は基本的に時給が安い仕事しかつけません。

 

一般的には4Cというもので、クリーニング(清掃)、キャッシャー(レジ打ち、コンビニ)、クッキング(飲食)、ケアリング(介護)などの仕事です。

 

4Cの仕事は単調でハードな面もありブラック企業のイメージをもつ方もいるでしょう。

 

つまり、このようなツライ仕事をするなら家で専業主婦をしていようと思うわけです。

 

 

高学歴・高スキルのため条件が合わないから

 

高学歴・高スキルの方が条件が合う仕事を見つけることは困難です。

 

なぜなら、崩れつつも日本の企業では今なお「新規一括採用」で人材募集しているからです。

 

最初からで中途採用の枠は限られていて狭き門となっています。

 

その結果、ハイスペックの主婦は希望する仕事につけず専業主婦に留まります。

 

 

お金がないと言いつつも何とかやっていけるから

 

「お金がないのでパートでも見つけなきゃ」と主婦仲間に吹聴する人がいます。

 

「仕事をしなくても大丈夫なの?」と聞いても「そうなんだけどねー、、、」とお茶を濁す始末。

 

常日ごろから同じことを言うので疑問をもつ他の主婦の方も多いと思います。

 

推測ですが、生活に困っているようでも世帯主の収入で何とかヤリクリできているのでしょう。

 

時には、貯金を切り崩したり親族から援助を受けたりしながら生活しているかもしれません。

 

このような人は最初から外で働く気持ちはサラサラなく専業主婦のままでいます。

 

 

仕事復帰の理想と現実

 

 

ここでは専業主婦が再就職で直面している問題について、さらに深掘りしていきます。

 

データによると貧困層だけでなくほとんどの専業主婦はいつか仕事に復帰したいと考えているようです。

 

しかし、年齢が高くなるほど現実は厳しく本著では次のように分析しています。

仕事復帰率における理想と現実のズレは、末子が6歳以下の主婦グループではほとんどみられませんが、末子が「7〜9歳」では16ポイント、「10〜12歳」では18ポイント、「13歳以上」では19ポイントまでに広がっています。

 

同書 P100

 

若い人材を採用する方があらゆる面で企業の利益になるため、企業は年齢が高い(35歳以上)人材を採りたがりません。

 

業界のスキル・経験がない限りふつうの主婦が中途採用されることはないのです。

 

その結果、主婦の求人はだれもが避けたがる4Cの仕事が多くなります。

 

我慢して4Cの仕事をやるか、専業主婦のままでいるかの選択肢しか残されていないわけです。

 

 

時代の変化

 

 

主婦の方には「時代の変化」を知って欲しいと思います。

 

家事・育児は大切だし尊敬できるいとなみです。

 

しかし、いつも収集する情報にかたよりがあってはいけません。

 

例えば、生鮮食良品の値段や高熱費、通信費などに敏感になること。

 

日々の生活にまつわることなのでとっても重要ですが、他の面にも目を向けて欲しいのです。

 

具体的には、DX(デジタルトランスフォーメーション)、iot、AI、自動運転、5G、、、

 

これらの共通項はインターネットです。

 

日本を含めて世界ではインターネットが普及してより高度化しています。

 

ビジネスにおいてすでにユーザーはスマホを利用した消費行動に移行し、様々なサービスが誕生しています。

 

最新情報は新聞や雑誌、ニュースサイト、ユーチューブなどで知ることは可能です。

 

そして、今何が流行っていてそのビジネスで自分がどう波乗り(かかわること)できるか考えて欲しいのです。

 

 

主婦の貧困脱出方法

 

 

一般的に生活が苦しい主婦の考え方・行動は次の2つに分かれます。

 

・現状維持のまま今の生活で我慢してしまう人。

 

・資格をとったりセミナーに参加して自分の能力を高める人。

 

前者が圧倒的に多いのですが、豊かな生活を手に入れるためには自分自信に投資をしなければいけません。

 

資格をとったりスキルを身につけることで高時給、好条件の仕事に就けます。

 

そして、今の時代はパソコンやスマホを使い在宅ワークが可能。

 

例えば、スキルシェアサービスやクラウドサービスなど、、、

 

この他にもハンドメイドのショップサイトで商品を売ったりブログで記事を書いてアフィリエイト報酬を得たりさまざまあります。

 

外で働くしか稼げないという固定概念をもたずに、最新の便利なサービスやシステムを取り入れましょう。

 

その結果、貧困に苦しむ主婦の方も今の生活から脱出する糸口が見えるはずです。

 

 

 

まとめ

 

ここまで「貧困専業主婦」の本を参考にしながら「お金がないのに働かない主婦」について解説しました。

 

特にお金がないのに働かない理由と貧困脱出する方法について深掘りしました。

 

お金がない主婦の方が働く場合、4Cといわれる低賃金の仕事が多いの現状です。

 

しかし、今の時代は在宅ワークが可能で効率よく稼ぐことができます。

 

我慢して低賃金の仕事に就く必要はありません。

 

ただし、在宅ワークで高収入を得るためには資格をとったり、勉強したりしてそれぞれに合ったスキルが必要です。

 

このサイトでは主婦の方のおすすめの副業やオンラインスクール、通信講座、資格に関する情報を伝えています。

 

ぜひ、それらの記事を参考にして収入アップにつなげてください。

 

 


【あわせて読みたい!】

 

【参考資料】

  • 著作:「貧困専業主婦」
  • 著者:周 燕飛(Shu Enbi)
  • 発行所:株式会社新潮社
  • 発行:2019/7/25

 

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